不動山毫講での登拝の作法や必要なものについての解説します。
不動山毫講の登拝について〈夏山登拝と春山登拝〉
不動山毫講では現在、年二回の公式登拝を行っています。
◯ 夏山登拝
7月~9月までの間に全国各地の霊山登拝を行います。
場所は様々ですが、本格的な登拝(登山)になり、
時には岩場鎖場を伴う登拝になります。
・御嶽山や八ヶ岳など
◯ 春山登拝
3月~5月までの間に全国各地の霊山登拝あるいは霊場参拝を行っています。
山岳霊場の場合もあれば、全国各地の寺社仏閣の参拝という場合もあります。
比較的誰でも参加できるレベルの登拝になります。
(但し、ハイキングレベルの長い距離を歩く場合があります)
・戸隠神社参拝や高野山参拝など
登拝に必要な巡礼用具
◯ 輪袈裟(不動山毫講用) 授与料 5,000円
◯ 笈摺(不動山毫講用) 授与料 3,500円
◯ 金剛杖 指定はありませんが、当講では四国遍路用を使っています。
◯ 念珠 本連または半連 指定なし
◯ 仏前勤行次第(お経本) 高野山発行のものを用います。登拝に初めて参加する際にお渡しします。
※ 輪袈裟と笈摺は、登拝の際に注文をお取りしてます。在庫の状況がありますので、discordで相談してください。
地下足袋と笠(班蓋)について
一般的な登拝では、地下足袋で登拝することが多いです。
但し、慣れが必要なため当講では一般的な登山靴での登拝を推奨します。
行者の方、あるいは行者を目指す方、本格的な登拝をしたい方については地下足袋着用でお願いします。
◯基本的に「白色」(祭礼用)になります。
◯エア入り・エア無しの2種類がありますが、当講ではどちらでも可です。(宗派により規定があるそうです)
◯脚絆とセットです。
ハイカット登山靴との違いは下記の通りです。
・足首のサポートがありません。足首の筋肉と慣れが必要です。
・足回りが薄い(布一枚)ので、岩など当たると痛いです。足回りの保護が一切ありません。
・濡れには弱いです。雨が降ればびしょびしょの上に乾きません。
但し、軽いです。
推奨は丸五さんのエアージョグです。
また、行者の方は班蓋を使うこともできます。
一般の方でも笠を使うこともできますが、標高が高いところでは風にあおられる危険もあります。
一度ご相談いただければと思います。
登拝の作法
◯ 事前精進
夏山登拝では事前の精進を推奨します。規定は下記の通りです。
・四つ足(牛・豚など)の肉を避ける 5日間
・精進(精進料理で過ごすこと。肉・魚と五辛を避ける) 3日間
・滝行あるいは水行を行じること
上記のいずれか、あるいは複数を行じた上での参加を推奨します。
但し、生活環境やお身体の状況等もあるかと思いますので、義務ではなく目標との理解をお願いします。
(春山登拝では、社寺参拝がメインですので不要です)
◯ 登拝時の服装
登山の服装の上に笈摺を着用。金剛杖を持ち登拝します。
輪袈裟は枝等に絡まると危ないため、持参していただきお勤めの時に着用をお願いします。
数珠は手に括り付けるか、輪袈裟同様持参していただき、お勤めの時に出してください。
金剛杖については、基本的には持って登りますが、岩場等危険な場所もありますので、
御師または先達の指示に従って下さい。
◯ 登拝時のお勤め
当講では高野山真言宗発行の仏前勤行次第を用います。
但し、道中では長いお勤めをする時間が取れない場合もあるため、般若心経一巻と諸真言といたします。
真言については霊場によって異なりますので、御師の指示に従って下さい。
オンラインミーティング等を通じて、仏前勤行次第の勤行に慣れていただくようにお願いします。
◯ その他、注意点
・袈裟の取り扱い
袈裟は「仏さまそのもの」です。着用したままお手洗いに行かないように注意してください。また、足の付く場所に置くことは避け、なるべく目線より高いところに大切に置くようにします。
・登拝中の精進
山小屋等で精進料理を出していただくことは難しいことがほとんどです。山小屋の食事は、出していただいたものを有り難くいただく観点から無理に精進で過ごすことはせず、出していただいたものをそのままいただくようにします。
また、登拝中の行動食ですが、可能な限り不精進のものを避けます。微妙な場合がありますので、下記、私が高野山で修行していたときのルールを参考に行動食を選んでください。
・基本的には肉・魚・五辛を避けます。
・パンは可。(正確に言うと卵を使いますが、可。但し、ソーセージなど不精進が目に見えているものは避ける)
・マヨネーズは可。(山行中に食べることは少ないと思いますが、アイスクリームも可)
・原材料で除去が難しいものも可(例えば、市販のカレールーには肉エキス等入っていると思われますが、可)
その他、分からないことはdiscordで質問してください。
