山の仏さまをお参りしませんか。
ずっと昔から私たち日本人は、
神や仏を拝むために山を登ってきました。
現代、
神仏を拝むために登る「登拝」の文化が少なくなってきました。
その登拝を、伝統的に現代的に、
誰でもご参加いただける「山岳巡礼講」として復活させたのが、
「不動山毫講」です。
さぁ、ご一緒に山岳巡礼の旅へ。
不動山毫講とは ー誰でも参加できる山岳霊場巡礼ー
誰でも参加できる山岳霊場巡礼の集まり(講)です。
古来、
山岳霊場ではそれぞれの「講」と呼ばれる集まりがあって、
登拝や様々な行事を行ってきました。
それを現代的に再構築したものです。
伝統的な講では、それぞれに山や寺社に所属します。
しかし、不動山毫講では一つの山だけでなく、
様々な山や霊場にお参りをします。
伝統的な巡礼の作法に則って巡礼いたしますが、
「山と仏」のYoutubeやSNSを通じて、
現代的な形で参加できるようにしています。
「伝統的なお参りを現代に」をテーマとした
本格的山岳信仰の講です。
宗教・宗派は不問です。
山の神仏を敬うお気持ちがあれば、どなたでも参加いただけます。
名前の由来とご本尊さま
不動山毫講は、本尊を不動明王(大日大聖不動明王)としています。
「山毫(さんごう)」とは、山の筆という意味。
弘法大師の言葉に
山毫溟墨を点ず 乾坤は経籍の箱なり(さんごうめいぼくをてんず けんこんはきょうせきのはこなり)
とあります。
仏のみ教えは山の筆と海の墨によって書かれていて、
天と地とはその経典を納めた箱である、という意味です。
山の筆によって画かれた仏の世界を、
皆さまと巡りたいという願いが込められています。
参加方法
不動山毫講の参拝に一度でもご参加いただくこと。
参拝ツアーにつきましては、
山と仏のホームページ、SNS・登山ガイド杣人さんのホームページでご案内します。
参拝ツアーには参加できないけど、
講のオンラインのお勤めなどに参加したいという方も歓迎いたします。
山の神仏を敬うお気持ちがあれば、
どなたでもご参加いただけます。
参加ご希望の方は、
山と仏の問い合わせページからどうぞ。
参加料について ー参加費は基本的に無料ですー
講の参加費・年会費・入会金等は基本的に無料です。
講が主催する参拝ツアーの参加料は別途申し受けます。
(登山ガイド杣人さんに企画していただきますので、そちらに参加料をお支払いいただく形です)
しかし、講の運営費用が必要です。
講自体が皆さまの善意で成り立つ形にしたいと思っています。
講では祈願法会やお勤めによって御札などを授与いたします。
「布施」つまり、自分の持っているものを神仏や他の方に施し、自分の功徳を積むという精神に則り、
ご自身のお気持ちで、お布施をいただければと存じます。
もちろん、強制されるものではありませんので、
お気持ちでお供えいただければと存じます。
どんな活動をするの?
メインの活動は、年一回か二回程度、山岳霊場への巡礼です。
数々の山々に登拝してきた経験から、
伝統的な作法に則ってお参りをします。
他では体験できない素晴らしい経験になります。
募集と手配は先達の「登山ガイド杣人」さんが行います。
【年間活動予定】
1月 新年祈祷会(「山と仏チャンネル」オンライン配信)
3月 山岳霊場登拝
7月 山岳安全祈願護摩供(「山と仏チャンネル」オンライン配信)
7月~9月 夏山山岳霊場登拝
12月 納め不動祈祷会(オンライン配信)
その他、随時「不動山毫講オンライン勤行」。
リクエストあれば法話会や写経会など、
皆さんのお声を聞きながら、活動していきます。
ぜひリクエストお聞かせください。
講の主催者 御師及び先達、世話人
講の主宰 御師(おし)
山岳信仰の霊場には御師(おし)と呼ばれる者が存在していました。
社寺に所属し、参詣者に信仰を伝えたり、祈祷を行う宗教者です。
本講は社寺に所属するわけではないのですが、
参加者の皆さんと一緒にお参りする宗教者として、講を主宰します。
小雪童(しょうせつどう)
山の神さま・仏さまをお伝えする「山と仏」という活動を行っている「山を旅するお坊さん」
高野山真言宗の僧侶です。
巡礼手配・ガイド 先達(せんだち)
山岳信仰では、山に入るときに修行の指導や案内をする「先達(せんだち)」という方が存在します。
不動山毫講では、ハイキングから本格的な登山まで山々を登拝し、山岳霊場を巡礼します。
参加者の安全の確保やご案内のため、
専門の資格を有する登山ガイドに先達を務めていただきます。
三好貴之(みよし たかゆき) ー登山ガイド杣人ー
【経歴】
1985年2月大阪出身
四条畷高校卒業
東京農工大学農学部地域生態システム学科卒業
東京農工大学大学院農学府自然環境保全学専攻修了
【保有資格】
日本山岳ガイド協会 登山ガイドステージⅡ 静岡山岳自然ガイド協会所属
詳しくは登山ガイド杣人ホームページで
世話人(せわにん)
その他に、講の活動をサポートしていただく「世話人」がいます。
分からないこと、困ったことなど遠慮なく世話人さんにご相談ください。
コミュニティ・ガイドライン ー気持ちよくご参加いただくためにー
不動山毫講の講員として守ってほしいこと
不動山毫講の巡礼や活動に参加する上で、お願いしたいことがいくつかあります。
皆さんが気持ちよくご参加いただくための最低限の決まり事になります。
違反していることがありましたら、御師・先達・世話人にご相談ください。
誰もが嫌な気持ちになることなく、神さまや仏さまが大切にされるためにご協力をお願いします。
(違反された場合は、参加をお断りする場合があります。)
「信仰」の講であるための共通理解
不動山毫講では、御師の宗派・法流に基づき、
高野山真言宗の教義と法式、作法を基本とし、
講の勤行や行事を行います。
また、参りする場所の慣例や作法を尊重し、
その場所ごとの決まりに従って巡礼を行います。
参加者の宗教・宗旨は問いませんが、
少なくとも講の活動や巡礼においては、作法の統一のため、
上記が基本にあることをご理解ください。
また、その場所のしきたりや信仰を尊重することを大切にします。
同時に、皆さまそれぞれのご信仰も尊重されることを望みます。
相互に礼拝し、相互に尊重されること
私も含めて、不動山毫講に参加される方は平等です。
御師・先達・世話人という立場の違いはあっても、
全て等しい存在です。
お互いがお互いを敬い、
それぞれのお心や気持ち、存在が尊重されるように願います。
したがって、
それぞれが誹謗中傷であったり、人格が損なわれるような言動は、
決してなさらないようにお願いいたします。
宗教的な指導をしないこと・他の宗教を否定すること
ご経験があると後から入ってきた方に、作法などを指導したくなると思います。
しかし、それは宗教者の役割ですので、参加者の方はなさらないようにお願いします。
また、不動山毫講では様々な霊場に参拝いたしますが、
不動山毫講の信仰、あるいはご自身の信仰から、
他の宗教の否定につながるような言動はおやめください。
社会通念上問題のある行為・他の人が嫌がる行為
社会通念上問題となる行為、あるいは他の参加者や他の参拝者が嫌がる行為はおやめください。
そのような行為があった場合は、御師・先達・世話人へご相談ください。