経ヶ岳とは
中央アルプス最北端の山で、標高は2296.4mです。
麓の仲仙寺を開山された慈覚大師円仁が、夢告を得て十一面観音を彫って祀り、
木片に経典を書写して埋めたことから経ヶ岳と言うのだそうです。
私のある山友だちは、
「キツイ、長い、おまけに展望がイマイチ」と、
一度登れば十分と言っていますが、そんなことありません。
(確かにキツイ・長いですが)
素敵な仏さまに出会える素晴らしい山です。
今回は、そんな経ヶ岳山頂に鎮座する十一面観音さまに登拝します。
山と仏では、
ぜひこの山をご紹介したいと思っていました。
見方を変えると、ただの山も素晴らしい山に思えてくる。
そんな山の一つではないでしょうか。
ぜひ、最後までご一緒にまいりましょう。
小雪童
登山的にはどんな山?
ルートは主に3つあります。
仲仙寺ルート・大泉ダムルート・権兵衛峠ルートの4つです。
〈仲仙寺ルート〉
仲仙寺ルートですと往復約14km、累積高低差1600mほどです。
岩場や鎖場はありませんので、技術的な難易度は高くありませんが、
長いルートであることと、途中に水場・山小屋(避難小屋)が一切ありませんので、
長い距離を歩き通す体力が必要なことと、
水を多く持っていくなど、対策が必要です。
登山口は仲仙寺本堂の横にあります。
仲仙寺ルートの登拝の模様をYoutube動画にしています。
〈Youtube動画
#1麓の名刹・仲仙寺から登ります
#2経ヶ岳の大展望!!でも、ここ八合目です。
今回登ったルート〈仲仙寺ルート〉
仲仙寺から登るルート。
仲仙寺手前にある羽広公民館の先に駐車場があります。
麓にある仲仙寺。伊那谷を代表する天台宗の古刹です。